20日に行われたアジアカップ2019・ベスト16のタイ対中国の試合は、1-2というスコアで終了した。
この試合に向けて3-4-1-2のシステムで臨んだタイは、パワーとスピードを生かして仕掛けてくる中国を相手にセットプレーから先制を果たす。
31分に左からのコーナーキックがクリアされたところを、先日大分トリニータに加入することが決まったMFティティパンがシュート。それを前でFWスパチャイが受け、ターンからゴールを決めた。
ビハインドとなった中国は、ハーフタイムに4-3-3から3-4-3に変更し、ボランチを1枚から2枚に。中盤の起点を変更したことでポジションバランスを変えることに成功し、タイを押し込んだ。
しかしタイの守護神シワラックが素晴らしいセーブを見せ、彼がなんとか失点を防いでいたが…67分にそれが破られた。
中国は右サイドからのクロスを途中出場のFWシャオ・チーがヘッド。シワラックがまた至近距離から防いだが、こぼれたところをシャオ・チーが自ら決める。
さらに70分には中国がペナルティキックを奪い、ファウルを受けて倒されたガオ・リンが自らキッカーとして逆転ゴールを叩き込んだ。
この結果試合は1-2で終了。チャナティップ擁するタイはいい時間で先制するも、マルチェロ・リッピ率いる中国のシステムチェンジに対応できず、逆転を許す形になった。
ベスト8に進出した中国は、24日の試合でイラン代表と対戦する予定となっている。