アジアカップの決勝で日本代表と対戦することが決まったカタール代表。
彼らは近年、国立の養成機関であるアスパイア・アカデミー出身の選手を登用することで目覚ましい躍進を遂げているが、一方で、有名・無名を問わず外国人選手を帰化させることでチームを強化してきたこともまた事実であろう。
そこで今回は、過去にカタールが帰化させた、あるいは画策したものの実現しなかった“反則級”の外国人を紹介しよう。
セバスティアン・ソリア
カタールを代表する、そして最も成功した帰化人選手といえば「セバスティアン」の名で知られたこの男だろう。
ウルグアイのリヴァプールことリーベルプールでデビューした歴としたウルグアイ人だが、2004年にカタールへ。それからたった2年後、カタール代表の一員としてアジア大会に出場する彼の姿があった。
今でいうと「中東のカバーニ」というような選手で、そのスピードと強力なフィジカル、決定力はアジアレベルを超越しており、日本からも2ゴールを記録した。
35歳となった現在は代表から退いているが、出場123試合40得点はどちらも同国史上最多の記録となっている。