フランス・リーグアンのモナコは、「副会長を務めていたヴァディム・ヴァシリエフがチームを離れる」と公式発表した。
ヴァディム・ヴァシリエフは1965年生まれの実業家で、2013年1月にモナコの顧問に就任。夏には副会長に昇進し、スポーツディレクターとしてチームの管理も担当していた。
クラブはその後すぐに1部昇格を成し遂げ、さらにラダメル・ファルカオやジョアン・モウティーニョなど大型補強を敢行。
加えて、クラブの財政が悪化した後にはアントニ・マルシャルやジョフレイ・コンドグビアなど多くの選手を高く売りさばき、その明確な戦略が称賛されていた。
しかし、今季モナコは降格圏に沈むなど不調に。さらにレオナルド・ジャルディン監督の早期解任、ティエリ・アンリ前監督招聘による失敗が重なり、大きな財政的損失を被っている。
モナコのドミトリー・リボロフレフ会長は「昨年は重大な過ちがあった。変化の時が来た」として、今回ヴァシリエフ副会長を解任するという決断を下したという。
なお、新たな副会長は2月22日の理事会で発表されるとのことだ。