『Inside』は15日、「FIFA会長のジャンニ・インファンティーノ氏は、日曜日にクウェートの首長と会談した」と報じた。

2022年に開催が予定されているカタールでのFIFAワールドカップ。現状では32チームの参加となっているが、FIFAはこれを急遽48チーム規模で行うことを希望している。

しかし、カタールは前向きであるもののインフラの面が追いついておらず、特に小国であることからホテルなどの数が問題となっている。

カタール1国では受け入れの体制が整っていないことから、FIFAは他国との共催が実現した場合のみ48チームでの開催に変更すると決定し、隣国との交渉を行っているそうだ。

だが、カタールは周辺国のサウジアラビア、UAE、バーレーン、イエメンなどとの関係悪化によって国交が断絶されているため、これらの地域との共催は不可能。

残った選択肢は、カタールと隣り合っていないオマーンとクウェートであるが、前者の外務大臣からは「不可能だ」ときっぱり断られてしまっている。

そこでFIFA会長のインファンティーノ氏はクウェートに狙いを定め、6月の年次総会で具体的な進展を発表するために直接交渉に赴いていたそうだ。

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FIFAはこれまで「各地域のサッカー協会は政治から独立していなければならない」と厳しくルールを適用してきた。

もしサッカー協会の会長が政府に逮捕されたとしても、民主的な選挙が行われない限りは交代を認めず、政治による関与が認められた場合は協会の資格を停止してきたほどだ。

ところが、今回FIFAはワールドカップを拡大するために「政府との交渉」を続け、国家の政治力に頼らなければならない状況にある。

その「二重基準」によって、関係者からは大きな反感が生まれているとも伝えられている。