週末のセビージャ戦で約4か月ぶりの出場を果たしたヘタフェの柴崎岳。
2019年に入ってからはベンチ入りさえままならない状況であったが、試合ではプレースキックを任され2点目のPKに繋がるハンドを誘発すると、3点目の基点ともなった。
全体としてはまだまだという内容だったかもしれない。ただ後半には柴崎“らしい”プレーも。
体を上手くぶつけて相手のプレスをかいくぐり、そこから巧みなドリブルのコース取りでセビージャの選手を引き寄せると、そのことで空いたスペースへ左足でスルーパスを送った。
パスはやや長くなり味方のクロスもラインを割ることになったが、全盛期の中田英寿が平瀬智行を無慈悲にスペースへと走らせたキラーパスを彷彿とさせるものであった。
今週末、ヘタフェはレアル・マドリー戦を控える。レアル相手の2ゴールで脚光を浴び、スペインへと渡った柴崎に出場機会は与えられるだろうか。