週末に行われたガラタサライとの大一番に敗れ、リーグ初優勝を逃してしまったイスタンブル・バシャクシェヒル。
エルドアン大統領が支援していることでも知られる彼らは今季、開幕からリーグで首位を独走し、一時は2位ガラタサライに勝点8もの差を付けていたが、終盤に大失速しこの逆転劇を許してしまった。
しかも、勝てば優勝に近付くガラタサライとの一戦では17分に先制ゴールを決めた。しかし、そこでやってはならないことを…。
ゴールを記録したボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWリアド・バイッチが得点後、あろうことかガラタサライのサポーターが陣取るスタンドの目の前でガッツポーズ。さらにここには映っていないが別の選手はボールを金網に向かって蹴り上げてしまったのだ。
これには、“世界屈指の熱量”で知られるガラタサライのサポーターがブチギレ。バイッチにめがけ、スタンドからあれやこれやが投げ込まれる事態となってしまった。
解説でも触れられているように、モノを投げる行為は絶対にあってはならないこと。しかし一方、バイッチの挑発もわざわざ騒乱を引き起こすだけの不要なものであった。
結局バシャクシェヒルはせっかく先制したにもかかわらず、その後3点を奪われて優勝を逃すことに。そうして考えると、バイッチのこの不要な行動が「フラグ」となってしまったとも言えるかもしれない。
逆に、ガラタサライにとってはこの危険なほどの“熱量”こそが選手の支えとなり“奇跡”を誘引した。試合後、長友佑都も
「ここまでの歓声は初めてだったかもしれない」と興奮冷めやらぬ表情でその喜びと驚きを語っていた。
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トルコの国内リーグは今週末に最終節が行われ、今季の全日程を終える予定となっている。