今月開幕を迎えたU-20ワールドカップ。日本代表はエクアドルに1-1、そしてメキシコに3-0と、「死の組」と呼ばれた組み合わせの中で好発進を見せている。

若手選手の登竜門とも言われる大会からは、これまでも多くのスター選手が生まれてきた。今回はMVPを獲得した選手の中から有名になっていった者を特集してみよう。

なお、得点王&MVPを同時受賞した3名のスター選手については下の記事で特集しているぞ。

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ポール・ポグバ(フランス/2013年大会)

2013年にトルコで行なわれたU-20ワールドカップ。初めて優勝を果たしたのがフランスだ。若手育成に本気で取り組んだ成果が出たと言える。

「眠れる巨人」ヤヤ・サノゴや酒井宏樹の現同僚フロリアン・トヴァンらがゴールを量産するなか、MVPに選ばれたのはPKの1点のみであったポール・ポグバ。その存在感は明らかなものだった。

すでにこの時マンチェスター・ユナイテッドからユヴェントスへと移籍して1年目のシーズンを終えていた。そしてこの次の年にはさらに成長を見せ、ビアンコネーリの絶対的な中心選手となったのだ。