日程がハードで試合がぬるい

PSGはリーグ・アン、UEFAチャンピオンズリーグ、クプ・ドゥ・フランス、クプ・ドゥ・ラ・リーグを並行して戦うクラブで、ハードなスケジュールを余儀なくされる。

それはプレミアリーグなどトップレベルのコンペティションを戦うクラブにはつきもののことだが、PSGには「リーグで突出しすぎている」という点がある。

試合を常に見ている人なら分かるだろうが、おそらく国内の戦いは「ぬるい」と言っても反論はないのではないか。

しかもメンバーがあれだけ落ちていたとはいえ、優勝が決まっていたとはいえ、最後は「普通にやれば勝てる」相手に連敗を続けるという波の大きさ。強者のメンタリティだけが膨らみ、勝者のメンタリティが育っていないように見える。

もし出場機会を貰ったとしても、余裕の展開の終盤で途中起用されるだけならば、それは実戦経験ともいい難いはずだ。

だが、逆に試合数が多く余裕があるということは、様々な場所で出場機会を得やすい状況にもあるという意味にもなるが…。