16日に行なわれたコパ・アメリカのグループステージ第1節、アジアから招待されて参加したカタールがパラグアイとの初戦を迎えた。
いきなりPKを与えてしまい4分に失点、さらに56分にはデルリス・ゴンサレスのミドルシュートを決められビハインドが広がった。
しかし68分にアルマエズ・アリのゴールで1点を返すと、さらに77分にブアーラーム・フーヒが同点に追いつくシュートを決めた。
メディアによれば、会場となったマラカナン・スタジアムに詰めかけた観客は1万9000人あまり。多くはパラグアイを応援していたが、終盤はスタジアム全体が「カタールびいき」になっていたそうだ。
O DIA
「少数のブラジル人がスタジアムの雰囲気に対抗した。多くはパラグアイの応援を決断し、パラグアイ代表GKロベルト・フェルナンデスが所属するボタフォゴのユニフォームが多く見られた。
最初の20分では、カタールはコパ・アメリカでのデビューにプレッシャーを感じていたように見えたが、パラグアイが後退したために試合を楽しめるようになった。
ゴールを決めてカタールは『もっとやれる』と気づいた。アジアカップの王者はやるしかないと決め、驚くべきドローへと持ち込んだ。
カタールは賢いパスの交換をし、77分にはブアーラーム・フーヒのシュートがゴールに吸い込まれた」
La Vanguardia
「カタールは諦めなかった。2失点目を喫してから12分後にアルマエズ・アリのゴールで差を縮め、フーヒの得点で順当な同点に持ち込んだ。
前半と同じように、後半もカタールはパスの恒久的な交換を続けて支配力を維持し、マラカナに集まった観客から『オレ』の声を引き出すことに成功した」
南米の地でアジア王者の意地を見せてくれたカタール。若いメンバーで臨む日本代表も、同じように観客を味方につけられるだろうか?
日本代表のコパ・アメリカ初戦は明日午前8時のチリ戦となる。