南米王者チリ代表とのコパ・アメリカ初戦で先発に抜擢された日本代表の久保建英。

チームは0-4でよもやの大敗を喫したが、先日レアル・マドリーへの移籍が決まった18歳は随所に見せ場を作り、各国メディアから高い評価を受けている。

これまで股抜きやシュートの場面を取り上げてきたが、今回はこのプレーを見ていこう(動画4分18秒から)。

安部裕葵のクロスを上田綺世が決められず、この試合で三度目となる決定機を逸した場面。

スペースで上手くパスを受けた久保は中央をドリブルで持ち運んだが味方の上がりが遅れ、チリの選手に囲まれることになった。

巧みだったのはここからだ。相手の死角にボールを隠しながら時間を作った後、左足でちょこっとボールを引く(動画4分26秒付近)。これにチリ歴戦のDFガリー・メデルら2選手が反応するが、これこそが罠だった。

久保はその瞬間を見計らったようにパスを出すと、重心が前に傾いていたメデルらは対応が遅れる。それにより余裕ができた安部は精度の高いクロスを供給することができたのだ。

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何気ないプレーに見えるかもしれない。しかしこのようなプレーこそ彼の真骨頂であり、18歳という年齢にして活躍できている要因といっていいだろう。