『Gazzetta dello Sport』は18日、「自分はアンドレア・ピルロであると騙って詐欺を働いていた男が訴えられた」と報じた。
訴訟を起こしたのはピルロ本人で、訴えられた「偽ピルロ」はアレッサンドロ・パラッツォロという48歳の元金細工職人であるとのこと。
パラッツォロ氏はトリノ、ブレシア、ナポリなどの街で「自分はアンドレア・ピルロである」と騙り、商店に洋服類の値引きや譲渡を要求していたそう。
そして金銭を払わずして商品を受け取ったものの、その代金の要求がアンドレア・ピルロ本人の側に届いたことから事件が発覚した。
本物のピルロは自身が買った覚えのない衣料品の請求が届いていたことから訴訟を起こし、その捜査の過程でアレッサンドロ・パラッツォロとその共犯者1名が逮捕されたとのこと。
彼らはなんと大胆なことに、ピルロを担当している医師に「健康診断を受けたい」という申し出までしていたとか。
なお、トリノの宝石商はパラッツォロらの手口に引っかからず、商品の値引きや譲渡には応じなかったそうだ。
ちなみにアレッサンドロ・パラッツォロの容姿については、ピルロと「曖昧な類似性」がある程度だという。