『Milan News』は18日、「ACミランは来季のヨーロッパリーグ出場を辞退する方針である」と報じた。
今季のセリエAで5位となり、チャンピオンズリーグ出場権こそ獲得できなかったものの、ヨーロッパリーグへの切符は手に入れたミラン。
しかし記事によればクラブはヨーロッパリーグへの出場権を放棄する方針で、それと引き換えにファイナンシャル・フェアプレー制度違反による処分までの猶予期間を延長するという取引を行う予定だという。
2014~2018年の間に行なわれた経営の結果、UEFAが定めているファイナンシャル・フェアプレー制度の基準を満たしていないことが判明しているミラン。
UEFAとの間ではそれに関する訴訟を抱えているが、その公聴会は8月14日以降に行なわれる予定で、今季のヨーロッパリーグ出場については問題ないとされていた。
しかしミランはそれを逆に利用し、ヨーロッパリーグ出場権を辞退する代わりに、経営のバランスを整えるための時間を延長してもらうという「取引」を持ちかけているとのこと。
なお、もしミランがヨーロッパリーグを辞退することが決まった場合、6位のローマがELグループステージにストレートインし、7位のトリノがEL予選に出場することとなるそう。