フランス・リーグアンのオリンピック・マルセイユは、ファイナンシャル・フェアプレー制度に関する和解案を受け入れたことを発表した。
欧州サッカー連盟(UEFA)が設定しているファイナンシャル・フェアプレー制度は、各クラブの収入と支出のバランスをとることを目的としたもの。
昨年フランク・マコート氏が新たにオーナーとなったマルセイユは、大きな投資を行ったことで7850万ユーロ(およそ94.6億円)の赤字を計上していた。
財務状況はこれによってむしろ「健全になった」とのことだが、ファイナンシャル・フェアプレーのルールには違反しているため、処分の対象になっていた。
今回の和解案を受け入れたことにより、マルセイユは2020-21シーズンに参加するヨーロッパのカップ戦での選手登録人数を23人に制限されることになる。
また、今後ヨーロッパの大会に出場した場合、その収入から最大600万ユーロ(およそ7.3億円)の罰金を支払うことが求められるそう。
マルセイユには2021年に赤字を3000万ユーロ(およそ36.4億円)以下に抑えること、2023年に損益分岐点の完全遵守が義務付けられたという。
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酒井宏樹が所属しているマルセイユ。このUEFAの裁定が確定したことにより、夏のマーケットでの動きも変わってくるかもしれない。