アッパーは高次元で“融合”!
この日の試履会で開発責任者の陳賢太氏が語っていたが、Mizunoはカンガルー皮革のアッパーに強いこだわりを持っている。
今回の『レビュラ 3』では新たな構造として「3D CTフレーム」を採用。アッパー内部に人工皮革のフレームと新メモリーフォーム材をクロスさせることで、ボール衝突時のクッション性がこれまでのモデルに比べて9%向上しているという。
着用してみると、カンガルー皮革の柔らかさと人工的なホールド感が高次元でかみ合っているといった感じ。横が若干タイトだったが、そこはカンガルーなので履いていくうちに馴染んでくれるとのことだ。
ボールタッチの素性はスペック通り高く、足にフィットしてしまえばソールの仕上がりの良さも相まって、かなりのパフォーマンスを発揮してくれそうである。
ちなみに、この『レビュラ 3』は、今シーズンでの現役引退を発表したサガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスも開発に携わったスパイクだ。
トーレスは本日行われた記者会見にて、8月23日のヴィッセル神戸戦が現役最後の試合になることを発表。
【関連記事】日本代表選手の着用スパイクまとめ(コパ・アメリカ2019)
残り少なくなった彼の現役生活を支える存在としても『レビュラ 3』は注目といえる。
最近は先発を外れることが多いトーレスだが、その中でも自慢の決定力を発揮してくれることを期待したい。