イタリア・セリエAのローマは、「プレシーズンのキャンプを中止することを決めた」と公式発表した。

6月29日から7月7日にかけて、イタリア北東部にある山間部の街ピンツォーロでキャンプを行う予定だったローマ。

彼らが出場するヨーロッパリーグの予選2次ラウンドが7月25日に行なわれることもあり、それに向けた準備を行うはずだった。

ところが、新たに監督となったパウロ・フォンセカ氏とクラブ上層部の議論の末、このキャンプを中止することにしたという。

その理由は「2019-20シーズンの開幕に合わせて競争力を最大にするため」として、サッカー面を考えた決断だとされている。

ただ、『Tuttomercatoweb』によれば、この決断はなんとミランの動向を考えて下された可能性があるという。

ミランは今季のセリエAで5位となり、ヨーロッパリーグ出場権を手にした。しかし経営の状況がファイナンシャル・フェアプレー制度の基準に合致していないため、あえてヨーロッパリーグを辞退するかもしれないと伝えられている。

その場合、6位だったローマにヨーロッパリーグ本戦からの出場権が与えられることになり、予選を戦う必要がなくなる…という予測があるとか。

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もしそうなればシーズンのスタートは8月に入ってからとなり、6月からキャンプというのは早すぎる始動であるが…。果たしてこの選択、どう出るか。

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