『La Repubblica』は27日、「ローマのイタリア代表FWステファン・エル・シャラウィは、中国への移籍を拒否した」と報じた。

先日大きく報道されたエル・シャラウィの中国移籍。上海申花のキケ・フローレス監督が直々に説得し、年俸1300万ユーロ(およそ15.9億円)でアジア挑戦に合意したと伝えられた。

しかし複数のメディアが27日に「交渉は破談に終わった」とレポート。理由はローマが求めた2000万ユーロ(およそ24.5億円)の移籍金が合意されなかったためであるとか、エル・シャラウィが戦術を左右できる発言権を求めたためなどと伝えられた。

ただ、『La Repubblica』にエル・シャラウィが話したところによれば、結局の所は26歳という若さで中国に行くことに不安を感じたためであるとのこと。

ステファン・エル・シャラウィ

「僕はまだヨーロッパを離れるという感覚がない。まだ最高レベルでプレーしたいんだ。

ちょっと早すぎるよ。まだ26歳だからね。ドラスティックな決断をするには早い」

とはいえ、エル・シャラウィとローマの契約については残り1年となっており、延長に向けた交渉はあまりうまく進んでいないと言われている。

エル・シャラウィ側は年俸400万ユーロ(およそ4.9億円)という条件を求めているものの、経営が決して余裕のある状況ではないローマはそれに合意できないという。

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また、ローマは6月30日までに4500万ユーロの資金を調達する必要があり、コスタス・マノラスとエディン・ジェコを売却する予定となっているそう。

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