『ANSA』は30日、「イタリア・セリエBのパレルモは、登録期限に6日遅れて必要書類を提出した」と報じた。
現在経営難が伝えられているパレルモ。現在チームのスタッフや選手への給与50万ユーロ(およそ6200万円)が未払いとなっており、まだ金融保証が出来ていない。
一時はセリエBからの降格処分を言い渡されたものの、その後裁判によって処分を撤回させることに成功した。
ところが、6月24日に設定されている2019-20シーズンの登録期限までに書類を提出することが出来ず、30日になってようやくイタリアサッカー協会にそれが届いたという。
パレルモ側の言い分としては「金融保証を得るためにブルガリアの大手保険会社と契約したが、後に連絡が取れなくなり、詐欺に遭ってしまった」とのことだが…。
『Tuttomercatoweb』によれば、パレルモのディレクターであるサルヴァトーレ・トゥットロモンド氏は「給与は支払われたが、管理できない何かが発生した。お金はここにある。それはまだある。財政的保証に関しては、我々はただ詐欺の犠牲者である」と説明しているという。
しかし選手やスタッフはこの言い分を信じておらず、正式に賃金支払を求めて訴訟を起こしている。もはやパレルモのセリエB残留は絶望的だという声も。
【関連記事】 クラブカラーが「ピンク色」な珍しいサッカーチーム
もしパレルモのセリエB登録が認められなかった場合、来季はアマチュアのセリエDへの参加になるとのこと。また、セリエCでプレーオフを戦ったヴェネツィアがセリエBへと昇格する可能性が高いそうだ。