「ストリートサッカーのPANNA(パナ)」をご存じだろうか?それはブラジルなどの路上で行われている草サッカーではない。
堅苦しいながらもルールを説明すると、直径5mの囲い(CAGE)の中で1vs1で3分間の得点を競い合うというものだ。
股抜き(PANNA)をするとPANNA KNOCK OUT(パナノックアウト)として即時勝敗が決まる。ゴールが小さく強いシュートは不要であり、サッカーに比べてフィジカルコンタクトも少ないため年齢、性別を超えて一緒に楽しめる。
「畑中 崇」はそんなストリートサッカーに魅せられた男だ。彼は会社を辞して、2018年8月に一般社団法人日本ストリートサッカー協会を設立した。現在は同協会の代表理事として、ストリートサッカーの普及と競技化に努めている。そんな彼がこの度、映像制作会社と協同してプロモーションムービーを作った。そこで、制作側と畑中氏に話を聞いてみた。
ーー今回の映像のポイントやストリートサッカーの魅力とは何でしょうか?
畑中 今回のプロモーション映像はとてもかっこよく仕上がっています。そして「かっこいい」だけでなく「単なる遊びではなく、"本気のストリートサッカー"が収録されている」ところがポイントです。
ストリートサッカーの中でも今回紹介映像をつくって頂いた“PANNA(パナ)”は日本では馴染みのないものなので、私たちが紹介映像をつくろうとすると「直径5メートルの囲いの中で...」というようにルール説明から始めてしまいがちです。
今回の映像は「魅せる」「惹きつける」という側面もありながら「かっこいい」という印象を持ってもらえる内容となっており、とても満足しています。
そして、今後は選手が「この大会に出たい」と思ってもらえるような内容を考えていかなければならないと思っています。
制作 ストリートサッカーの説明的な画にはしたくなかったんですよね。あくまでも、イメージ映像というか。日本の若い選手たちはこんなすごいプレーできるんだよ、かっこいいよね、これがストリートサッカー、PANNAだよ、という空気感を伝えたくて映像を制作致しました。
あのスタジオと、あのゲージと、あの雰囲気だったら絶対にかっこよくなるなと撮りながら思っていました(笑)。