先日イングランド・フットボールチャンピオンシップ(2部)のダービー・カウンティに移籍することが決まったウェイン・ルーニー。
今季はMLSのDCユナイテッドに残るものの、来年1月から18ヶ月に渡ってダービー・カウンティで選手兼コーチを務める予定だ。さらに1年延長のオプションが付随しているという。
その彼の給与は週10万ポンド(およそ1500万円)と伝えられており、年俸に直せば軽く7億円を超えるものである。
First @dcfcofficial interview ✅🎥🐏 #WR32 pic.twitter.com/ceD0Dy1RF2
— Wayne Rooney (@WayneRooney) August 6, 2019
イングランドは放映権料がバブル状態であるとはいえ、2部のチームがそれだけの額を一人の選手に費やすのは異例だ。それが実現できたのは何故なのか。
理由は、ダービー・カウンティが契約しているスポンサーの『32Red』が関係しているからだそう。
『32Red』は英領ジブラルタルで登記されているオンラインカジノ業者で、スポーツベッティングやカジノゲームなどを世界的に展開している。
この『32Red』が契約上ルーニーの給与を支払うことになっているため、ダービーがこれだけの大きな投資を行うことが出来たのだそう。
ルーニーの背番号が「32」に設定されたのは、もちろん『32Red』のプロモーションであるとのこと。
It's official✍️, Rooney's a 🐑!
RT and summarise your reaction as a gif for your chance to win the first ever @WayneRooney signed @dcfcofficial kit. #WR32.
T&Cs: https://t.co/DstTbDKijo pic.twitter.com/jw5GZ5QLan
— 32Red (@32Red) August 6, 2019
スポンサー主導の選手獲得をここまでアピールする契約も珍しい。背番号すらも広告の一部であるとは…。
新たにフィリップ・コクー監督を迎えたダービー・カウンティは開幕戦でハダーズフィールド・タウンと対戦し、2-1で勝利を収めた。ルーニーとともにプレミアリーグ昇格に成功できるか?