日本ではこの数年「働き方改革」が大きな課題となっている。ワークバランスを整えるための制度が必要になっている状況で、ブラックな求人はすぐに見極められてしまう。

そして、それはどうやらオーストラリアでも同じであるようだ。

炎上してしまったのはオーストラリア・Aリーグの強豪シドニーFC。

彼らが先日出した求人広告はコンディショニング・アシスタントコーチを募集するものだった。

「合格者は心理療法の検査を支援し、ユースのアスリート向けのプログラムを実施し、トレーニング後の回復活動を設定する。

要件はスポーツ科学の学位または同程度のものを持っている者、さらに強い労働倫理を持つ意欲の高い人物」

と条件が書かれていたが、問題は…「ボランティア期間:9ヶ月」「週3~4日、午前8時から午後2時半までの6時間半」というところだった。

『Daily Mail』によれば、やはりこれに対して一般のファンは反発。

「シドニーFCは週に3~4日も働いてくれる学位を持つ無給労働者を求めている。1000時間だ。現実的ではない」

「選手、CEO、コーチ、フィジオに何十万ドルを払っているこの国1番のクラブが、タダでフィットネスコーチを雇おうとするのか」

という意見があると同時に、スポーツ業界で働いている人物は「残念ながらプロスポーツ業界で働くことを実現できる唯一の方法はこれだ。私は1年半タダ働きした。これが運動科学の学士が扱われる状況なのだ」との告白もあったそう。

なお、多くの批判を受けたシドニーFCはこの求人を削除、撤回している。