世界中の多くの国で放映されているプレミアリーグ。そうした中、同リーグはFIFA、AFC、UEFA、ブンデスリーガ、ラ・リーガ、セリエA、LFPとともに共同声明を発表した。

「『beoutQ』の海賊版放送は、サウジアラビアの通信衛星事業者であるアラブサットが所有かつ運営する衛星インフラを用いて送信されていると断定された」というレポートについての声明だ。

2017年に起きたカタールとサウジを含めた中東諸国との国交断絶。中東向けの多くの放映権を持つのは、カタールの『BeIN Sports』だった。

そのため、サウジは『beoutQ』で海賊版のサッカー放送を行ってきた。サウジ当局は公式にそれを認めてはいないというが、今回のレポートでアラブサットの関与が断定された形。

そこで、各リーグとUEFAらは、権利侵害にあたる海賊放送のプラットフォーム提供を止めるようにサウジ側に求めたというわけ。

現在『beoutQ』の送信は中断されているというものの、声明は「正当な権利者、ファン、選手、さらにはスポーツをも害する」という強い論調で断罪している。

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