先日から大きな話題になっているスペイン代表のお家騒動。
もともとチームを率いていたのはルイス・エンリケ氏だったが、彼は娘の病気が悪化したことから一時休養することになった。
そこでアシスタントを務めていたロベルト・モレノが暫定的に監督を務め、EURO2020の出場権を獲得することに成功する。
ところがその直後にルイス・エンリケ氏の復帰が発表されるとともに、ロベルト・モレノ氏はスタッフから追放されてしまったのだ。
また、伝えられた両者の会見の内容は非常に奇妙であった。
ルイス・エンリケ氏は「ロベルト・モレノは野心を持ちすぎた」「EURO2020を指揮させてくれと言ってきた。不誠実だ」と説明した。
ところがその後ロベルト・モレノ氏が記者会見を開き、「ルイス・エンリケ氏が根拠のないレッテル貼りをしている」と反論。自分はアシスタントに戻る意思を示したと主張したのだ。
この状況の中、『AS』は「ルイス・エンリケとロベルト・モレノ、どちらを信用する?」というユーザーアンケートを実施。
その結果は…3万4166票のうち、ルイス・エンリケ氏を支持したのはわずか18%(6152票)。残りの82%(2万8014票)は「ロベルト・モレノ氏が真実を語っている」と答えたのである。
昨年のワールドカップでも大会直前にフレン・ロペテギ監督が解任されるという混乱があったスペイン。今回もピッチ外での問題で足を引っ張られているようだ。