現在プレミアリーグで首位をひた走っているリヴァプール。すでに2位マンチェスター・シティとの差は歴然としており、優勝はほぼ間違いない状況だ。
先日のCLではアトレティコ・マドリーに敵地で敗れてしまったものの、1-0という最小の差で留めることに成功している。開始4分でサウールのゴールが決まり(動画20秒)、そのまま追いつけずに終わった。
『The SUN』によれば、そんな強さを見せるリヴァプールに対してある手紙を送った少年が話題になっているそう。
それは、ドニゴールというアイルランド北西部の地域に住んでいるダラフ・カーリーという10歳の子供。
彼はマンチェスター・ユナイテッドのファンで、1月末に行われた学校での授業で手紙をしたためた。
「次にリヴァプールと戦った時は負けてください。他のチームにゴールを決めさせてください。
もう試合に勝たないでくれるよう、貴方を説得したいです」
宛先はリヴァプールの監督ユルゲン・クロップ。あまりにも強すぎるライバルに対し、これ以上の独走をやめてほしいという手紙だった。
すると今週の初め、なんとユルゲン・クロップ監督の署名が入った返信が届いたというのだ。
ユルゲン・クロップ
「世界中にいる何百万人ものサポーターが勝利を望んでいるので、そのためにできる限りのことをするのが私の仕事なのです。彼らを失望させたくない。
幸運なことに、我々はかつて試合に負けていた。そして、いつかはまた負けるでしょう。
この手紙を読んで思ったのは、貴方のサッカーへの情熱がこれからも変わらないだろうということです。
マンチェスター・ユナイテッドにとって貴方がいることは幸運だ。
リヴァプールがこれからも勝利を積み重ね、トロフィーを掲げることになっても、貴方が失望しすぎることはない。
我々は素晴らしいライバルではあるが、お互いに尊敬している。それがサッカーの全てだ。
体を大事に。幸運を祈るよ。ユルゲン・クロップ」
父親のゴードンは「私もユナイテッドのファンだが、クロップのことは称賛しなければならないよ。ダラフは信じられないようだったが、学校で友人に手紙を見せることができてよかった」と語ったそうだ。