アジアサッカー連盟(AFC)は25日、「八百長に関与したラオス代表選手2名を永久追放処分とした」と発表した。
事件が発生したとされる当該の試合は、2017年10月5日に行われた香港代表対ラオス代表のフレンドリーマッチ。
試合の結果は4-0となっており、香港が10分、13分、73分、そして83分にゴールを決めている。
今回処分を受けたのはこの試合に出場していたラオス代表のFWカムペン・サヤヴッティ、同じくFWのレンボ・サイサナの2名。
彼らはこの試合のスコアを操作するという試みに関わっていたことが確認され、今回サッカー界からの永久追放が言い渡されたという。
カムペン・サヤヴッティは1986年生まれの33歳。これまでラオス代表49試合15ゴールを決めていた名FWだった。2014年に行われたAFCチャレンジカップのトルクメニスタン戦ではこんな美しいバイシクルシュートを決めて大きな話題になっている。
またレンボ・サイサナもラオス代表経験を持つFWで、これまで4試合に出場。1995年生まれの25歳で、かつては期待の選手であった。
なお、捜査はまだ進行中であるとのことで、これ以上の情報については明かされていない。
このところの八百長事件は、どちらかのチームが得をするためのものではなく、試合のスコアを操作することでギャンブルの結果を固定する目的で行われることが多い。そのため、主に東欧やアジアのブローカーが選手や審判と接触して買収を持ちかける…という形が一般的なものとなっている。