9節を終えて早くもPSGが独走体勢の気配を漂わせているフランスのリーグ・アン。

そのリーグ・アンで現在2位に付けているのがマルセイユでもリヨンでもなく昇格組のアンジェだというのだから驚きだ。

2部時代に鈴木規朗が所属していたこともあるアンジェだが、現在もアジア系の両親を持つ選手が在籍しているのをご存知であろうか。彼の名前はビリー・ケトケオポムポン、このきゃりーぱみゅぱみゅの曲名にありそうな名前を持つ選手の両親はラオス人である。

ケトケオポムポン1990年にフランスで生まれ、今年で25歳になるアタッカーだ。スピードを生かしたスペースへの飛び出しや軽やかなドリブルを得意としている。

ユースから昇格したストラスブールでプロデビューし、その後スイスのクラブと2部のトゥールを経て、今シーズン21年ぶりに1部へ昇格したアンジェに加入。デビュー以来初めてフランスのトップディビジョンでプレーすることとなった。

その彼が3日に行われた第9節、バスティアとの試合で価値あるゴールを決めていたのだ。

【次ページ】アジアに新星誕生?しかし代表入りには障壁が