東アフリカに位置し、2011年7月にスーダンから分離独立を果たした南スーダン共和国。

独立直後からスーダンとの間で国境紛争が発生しており、2013年には副大統領派によるクーデター未遂事件も起こっており、国をめぐる状況は現在も厳しいままである。

とはいえ、独立を契機に南スーダンサッカー協会が組織されると、2012年にはアフリカサッカー連盟(CAF)、および国際サッカー連盟(FIFA)に加盟することに成功している。2017年にガボンで開催されるアフリカネイションズカップ予選にもすでに参加しており、今年9月に行われた赤道ギニア戦に1-0と勝利し、史上初となる勝利を収めた。

苦境にありながらも一歩一歩着実に前へと進んでいるそんな南スーダンだが、今月、初のワールドカップ予選に挑むことになる。歴史的一戦を前にして、ワールドカップの公式Tiwitterアカウントが南スーダン代表のユニフォームを紹介していた。

South Sudan AMS Clothing Away

South Sudan's captain David Dada is pictured here fighting for the ball with West Ham United and Mali striker Modibo Maï...
Posted by AMS Clothing on 2015年7月6日

South Sudan debut their new AMS away kits vs Kenya in Kigali on the 7th of June 2015Photo: Samuel Ngendahimana
Posted by AMS Clothing on 2015年6月9日

こちらが、そのユニフォームである。

このモデルは6月に行われたマリ戦、ケニア戦で着用していたものであり、サプライヤーはAMS Clothing。緑色のユニフォームはアウェイモデルである。

ユニフォームのデザインは、南スーダンの国旗が元になっている。

国土を表す緑色を基調としたユニフォームであり、青色、赤色、黒色の三色が右から左向かって角を成すようにデザインされており、かなり個性的な感じである。

そして、何よりも目立つのがおへそのあたりに堂々と輝く黄色い星印だろう。

この星印は南スーダンの団結を表す「ベツレヘムの星」である。国旗のデザインでこの星はやや左に傾いているのだが、写真を見る限りユニフォームでも同様のデザインがされている。

いずれにしても、他の追随を許さないほど個性的でスタイリッシュなユニフォームである。

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