中国から世界に拡散された新型コロナウイルスによって、各地で大きな影響が出ている。

そうした中、バルセロナはパートナーである中国企業「中国太平」と協力して、カタルーニャ州保健省に3万枚のマスクを届けると発表した。

同社から寄付されたバスクは、バルサ財団を通じて当局に手渡される。今週バルセロナに届いたこの中国製マスクは、医療従事者向けではないことから、養護施設などに支給されるとのこと。

昨年2月にバルサと契約した「中国太平」は保険系のコングロマリットで、中国政府が強い後ろ盾になっているとも。中国では新型コロナの状況が収束しつつあるとされており、「中国太平」からバルサに支援提供のためのコンタクトがあったとされている。

また、レバンテも地元バレンシアの病院などに医療器具など支給するために資金を募ったそうで、6000枚の防護服、6000個のゴーグル、15万枚のマスクが購入できるようになったという。

中国以外での感染者数の増加ぶりが一目で分かるグラフィックがこちら。

2月時点ではダイヤモンド・プリンセス号が最も多いが、3月になると韓国で爆発的に増加。その後はイタリアとイラン、そして、スペインとアメリカでの感染が増加していることが分かる。

『BBC』によれば、28日時点でスペインでは新型コロナによって5800人以上の死者が出ているという(中国での死者は3299人)。

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