先月末、ベルギーリーグはこの時点で試合開催の中止を決めたと伝えられた。
すでにクルブ・ブルッヘが大きな差を付けて首位に立っていたことなどから、1部リーグと2部リーグの残りの試合は開催しないことを決断。代わりに降格をゼロとし、来季はリーグごとのチーム数を増やす…というアイデアだった。
日本人選手が多く所属しているベルギーは、シント=トロイデンの試合を中心に『スカパー』で放送されており、ハイライトも見られる状況だ。
鈴木優磨らのプレーが見られるのは貴重だったが…。
ところが、すでに試合のキャンセルを決めたベルギーに対し、「No」を突きつけたのが欧州サッカー連盟(UEFA)だった。
「もしシーズンを終えられなかった場合、チャンピオンズリーグ及びヨーロッパリーグなどカップ戦への出場権を剥奪する」と通告したのである。
これを受けてベルギーサッカー協会とベルギーリーグは会談を行い、試合をキャンセルするという決定を延期。
当初は4月15日の総会によって批准される予定だったが、それが4月24日へと延期されることになった。
『L'Equipe』によれば、9日間延期された理由は「UEFAとの交渉を行うため」であるそうだが…。
記事によれば、ベルギーサッカー連盟は「シーズンは終えるべき」と考えており、UEFAにはその根拠を示す資料を送る予定だそう。