現在新型コロナウイルスの問題によって各国のサッカーリーグが中断されており、多くのクラブが収入源を失い苦しい経営を余儀なくされている。

先日Jリーグではサガン鳥栖が20億円もの赤字を計上したことを明らかにしたが、『Daily Mail』によればイングランドの2部クラブは驚くほどの状況になっているそう。

記事での分析によれば、英2部の24クラブのうち23クラブが驚異的な額の損失を出しているとのこと。

イングランドでは2部リーグも非常に高い人気を誇っており、観客数もかなり多い。昨年ノリッジが昇格した際のスタジアムは超満員だった。

まるでトップクラブのような盛り上がり…。

その理由はプレミアリーグに昇格した際に巨大な収入が得られることで、それをなんとしても勝ち取るためにかなりの人件費を支払い、毎年のように10億円を超える損失を出すクラブもあるという。

24チーム中7チームは、収益に占める人件費の割合がなんと150%以上。つまり収入を遥かに超える給与を支払っているそう。

2018-19シーズンのレディングは人件費割合が194%、昇格したシェフィールド・ユナイテッドは191%に達した。

さらに、24チーム中11チームはマッチデー収入の割合が売上の25%以上を占めており、開催の延期がただでさえ厳しい運営に拍車をかけているという。

現在ダービー・カウンティ、レディング、シェフィールド・ウェンズデイの3クラブが最も厳しい経営状況にあると伝えられており、このままでは4月分の給与を支払うことはできないという。

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ダービーではウェイン・ルーニーがクラブ全体の4分の1以上の給与を受け取っていることから、彼が減給を受け入れるかどうかで大きく流れが変わることもありそうだが…。

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