4月30日、フランスプロリーグ機構は「リーグアン(1部)とリーグドゥ(2部)のシーズンを終了する」と公式発表。
新型コロナウイルスの問題により3月半ばから中断されてきた2019-20シーズンは、このタイミングで残りの試合開催が断念され、最終的な順位が決定した。
おそらくこの結末を予測していたであろうPSGは、公式発表から間もなく優勝を祝う映像を公開!
🔝🏆⚡
— Paris Saint-Germain (@PSG_inside) April 30, 2020
Le @PSG_inside est officiellement Champion de France 2⃣0⃣2⃣0⃣!
🔴🔵 #CHAMPI9NSATHOME pic.twitter.com/aOWba7um4T
選手が自宅待機になっているので、なかなか凝ったものにはしにくかったようだが…。それでも9回目の王者であることに変わりはない。
フランス政府が9月まで大規模スポーツイベントの開催を許可しないと通告したための結論であるが、『L'Equipe』によればこれによるダメージは決して少なくないという。
まずは放映権料の問題。すでに予定されていた試合を放送できないことで放送局『Canal+』が支払いを拒否している。
また『BeIN Sports』の姿勢も不透明で、この両者が撤退した場合は2億3400万ユーロ(およそ274億円)に上る収入を失うそうだ。
さらに、全試合を消化せずに降格が決まってしまったクラブ、さらに昇格を逃してしまったクラブのいくつかが訴訟を検討しており、法廷闘争になる可能性も…。
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何にせよ国の方針によって試合の開催は絶望的となっているため、今後フランスリーグはシーズンの公平性や収入面で苦しい立ち回りを余儀なくされそうだ。