日韓ワールドカップでもプレーした元中国代表FWハオ・ハイドン。彼は中国代表史上最多得点記録を持つレジェンドだ。

『Washington Post』によれば、50歳になったハオ・ハイドンが中国国内を驚嘆させたという。彼は共産党の追放と、新政府の設立を声高に叫んだとのこと。

ハオ・ハイドンは、クオ・ウエンコイ氏(中国からアメリカに亡命し、中国政府と対立している実業家)のYoutubeチャンネルに登場。“新中国連邦”のマニフェスト18箇条を読み上げた。その様子がこちら(以下動画1時間22分21秒~)。

1989年に天安門事件が起きた6月4日に公開された動画のなかで、ハオ・ハイドンは「共産党は人類から追放されるべき」などと宣言したという。

また、香港、チベット、新型コロナウイルスなどについての中国政府の対応を長々と批判したとも。中国ではYoutubeの閲覧はブロックされているにもかかわらず、彼の発言は国内でセンセーションを起こしているそう。

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これに対して、国営系のスポーツサイト『体坛周报』は「ハオ・ハイドンは中国政府を転覆させ、国家主権を汚す声明を出した。コロナウイルスの流行を使って政府を中傷し、香港についてのデマを拡散した。我々はこの行為を強く非難する」と報じたようだ。

また、インターネット上でも「Hao」という単語が「6-4(天安門事件のこと)」以上に厳しく検閲され、ネット上での言及が全て削除されたとも。また、中国外務省の広報担当も「コメントすることはない」と述べたとのこと。

なお、ハオ・ハイドン氏は中国サッカー協会を痛烈に批判した後、スペインに移住したと見られている。

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