一方、東京ヴェルディでは井上潮音が躍動。

これまでプレーメーカーとして非凡な才能を見せてきた22歳が、15日のヴァンフォーレ甲府ではフィニッシャーとして大活躍した。

まずは37分、ヴェルディらしい鮮やかな崩しから先制弾を奪うと(動画2:28~)、同点に追いつかれて迎えた58分にも勝ち越し弾!(動画4:15~)

特に2点目は、この試合で井上が見せた“前への姿勢”を象徴するかのようなフィニッシュだった。

井上は東京五輪世代のMFで、以前指揮を執っていたミゲル・アンヘル・ロティーナ監督(現セレッソ大阪)が「我々にとってのメッシだ」と評したほどの逸材。

最近はその能力をチームに還元できないことが多かったが、甲府戦では殻を破り捨てるようなパフォーマンスでチームを今季初勝利に導いた。

このままチームとともに上昇気流に乗っていけるかどうか。本日18日の19時から行われるジェフ千葉との名門対決でも井上のプレーに注目したい。

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ちなみに「シオン」と言えば今季のJリーグではもう一人、アメリカ生まれのFW丹羽詩温が愛媛FCで奮闘中。

丹羽もここまで全試合に出場しているので、J2があまり分からないという方はそんな「シオンたち」を目当てに試合を観戦してみても面白いぞ。

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