2003年にチェルシーのオーナーになったロシア人実業家のロマン・アブラモヴィッチ氏。

それ以降、チームは大金で数多の有力選手たちを補強してきた。一方、同氏がチェルシーからの選手流出を阻止してきたクラブがある。それは地元ロンドンの宿敵トッテナム。

アブラモヴィッチ体制において、チェルシーからトッテナムに移籍したのはGKカルロ・クディチーニだけだとか(2009年にフリー移籍)。

かつてチェルシーに所属したカールトン・コールは、『talkSPORT』でこんな話を明かしたという。

カールトン・コール

「自分はほぼスパーズ入りが決まっていた。メディカルチェックなど全てが完了していたんだ。

でも、ロマン・アブラモヴィッチがそれを知り、『君は戻ってこなければいけない。君は彼らのもとには加わらない』と言われた。

『スパーズには行けないぞ。私は彼らと取引しない』ともね」

「『代替案がある』と言われ、父と叔父と一緒にスタンフォード・ブリッジに車で戻ったんだ。

彼は通訳とともにいて、僕らは話し合った。『自分はどこに行くんですか?』と聞いたよ。

『君に新しい契約を与えるが、CSKAモスクワに行かなければいけない』と告げられた。彼のもうひとつのチームにね。

自分はイングランド代表入りを狙っていた。その当時は海外へ行くことはできなかった。もし海外に行けば、代表に入れなかったからね。

『自分はCSKAモスクワに行くつもりはありません』と答えたよ」

トッテナム行きを破談にされたコールは、アブラモヴィッチと関係があったCSKAモスクワへのローン移籍を打診されたという。

ただ、結局ロシア行きを選ばず。2006年に同じロンドンを本拠地とするウェストハムへ完全移籍している。

そのコールがウェストハム移籍後にトッテナム戦で決めたとんでもないゴールがこれ。

半端ない!シティ相手にも超絶ゴールを決めているぞ(動画2つ目)。

【関連記事】アブラモヴィッチのお買い物 ワースト10

また、コールは2012年に古巣チェルシーからもゴールを奪っている。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい