日本代表の10番を託された南野拓実。今季はリヴァプールでの飛躍も期待される。

そうしたなか、『Liverpool Echo』は「リヴァプールはついにロベルト・フィルミーノの完璧な代役を見つけたかもしれない」と伝えた。

その代役候補は南野であり、彼はこの数か月で大きな進歩を遂げたと評価している。その内容をざっとまとめてみる。

Liverpool Echo

「リヴァプールには重要な瞬間に輝きを放ってきたディヴォック・オリギもいるが、彼はフィルミーノ、サディオ・マネ、モハメド・サラーとはプレースタイルが異なる。

そのため、オリギが3人の誰かと交代で投入されると何かが欠けていると感じることが多い。

クロップ監督はアダム・ララーナやアレックス・オックスレイド=チェンバレンを3トップの一角で試した。だが、2人ともより後ろのポジションでいいパフォーマンスを見せた。

リヴァプールは2020年に南野とディオゴ・ジョタを獲得。2人のほうが前線には遥かに適しており、後者(ジョタ)はマネと似たスタッツを持っている。

(7-2で惨敗したアストン・ヴィラ戦で)フィルミーノは輝けなかった。

昨季の彼はゴール前でのトラブルも多く、アンフィールドでリーグ戦初ゴールを決めたのはホーム最終戦になってしまった。

決めるべき得点を7つも逃しており、ファンは彼が自動的にスタメンになり続けていることに疑問を感じるように。

フィルミーノにトラブルが発生する一方、南野はイングランドフットボールでひとり立ちしているように見える。

彼はまだプレミアリーグでは得点がないかもしれないが、コミュニティシールドでの同点弾に続き、カップ戦でも結果を残した。

むろん、カップ戦でゴールした相手は3部であり、南野をフィルミーノと取り換えるべきだと自動的に証明するものではない。

とはいえ、南野は限られた時間の中で(フィルミーノと)同じスキルセットを持っていることを垣間見せてきた。特にクロップが最重要視する前線からの守備という点で」