ロナルト・クーマン体制となったバルセロナ。話題になっているのが、アントワーヌ・グリーズマンのポジションだ。
フランス代表では“10番”的な位置で使われているものの、バルサでは右サイドで起用されている。
そのグリーズマンは『TF1』のインタビューで「監督(ディディエ・デシャン)は僕を置くべき位置を分かっている。僕はこの状況、ポジション、監督とチームメイトたちの信頼を活用している」と発言。バルサよりも代表のほうがポジション的にいいと述べた。
『Marca』によれば、クーマン監督はグリーズマンの発言についてこう語ったという。
ロナルト・クーマン(バルセロナ監督)
「誰もが発言する権利を持っている。こういうことは起きえる。
昨日午後に彼と話した。ただ、彼の発言のせいではない。ポジションとパフォーマンスについて話し合った。
私はチームにとってベストなものを探すと彼に伝えた。
彼は右でも、10番でも、9番でもプレーできる。だが、私はチームにとってベストなものを決める。
彼は最善を尽くしているよ。オランダ戦の彼は右ウィングとしてプレーしていた。
ただ、仕切るのは監督であり、選手はベストを尽くさなければいけない。
私とアントワーヌには何も問題はない。私はベストなものを探しており、全員からベストを引き出そうとしている。
誰かが11番の位置でプレーするなら、他の選手は10番、9番、守備的MFとしてプレーしなければいけない。
だが、私は選手をポジション外に置くことはない。グリーズマンは中央でもプレーできる」
フランス代表では3試合で2ゴールを決めたグリーズマンだが、今季のバルサではまだ得点がない(以下動画2分20秒~)。
チャンスメイクには絡んでいるものの、まだゴールがないといった形だ。
バルサは今月末にレアル・マドリー、ユヴェントスとの2連戦が待っている。