先日肺がんのために64歳という若さでこの世を去ってしまった元イタリア代表FWパオロ・ロッシ。
70年代から80年代にかけてヴィチェンツァやユヴェントスなどで活躍し、イタリア代表としても48試合で20ゴールを奪ったストライカーであった。
1980年には八百長スキャンダルに巻き込まれ2年間の出場停止処分を受けたものの、その途中にユヴェントスへと移籍し、わずかにプレーしただけで1982年のワールドカップでメンバーに選出。
ジーコやファルカン、ソクラテスなどの名選手が揃った伝説的なブラジル代表チームを相手にハットトリックを決めるなど活躍し、大会6ゴールでイタリアを世界王者に導いた。
【動画】偉大なるパオロ・ロッシ、輝かしい1982年W杯のプレー
この活躍によってロッシはW杯大会得点王に輝き、欧州最優秀選手、世界最優秀選手に選出されたほか、バロンドールやオンセドールも受賞している。
引退後は『Sky』や『Rai』、『Mediaset』などで解説者として活躍していたが、このところは肺がんとの闘病の日々を過ごしており、12月9日に死去したことが明らかになっていた。