現在行われているイングランド伝統の大会FAカップで、感動的な出来事があったと話題になっている。

それはフットボールリーグ・チャンピオンシップ(2部)のシェフィールド・ウェンズデイに所属しているDFデクラン・トンプソンのデビュー。

彼は2002年生まれの18歳。かつてシェフィールド・ユナイテッドなどでプレーした選手リー・トンプソンの息子、リーズなどでプレーしたクレイグ・トンプソンの孫にあたる。

デクランはなんと5歳の時に難病のレッグ・ペルテス病(無菌性大腿骨頭壊死症)に罹患してしまい、車椅子での生活を余儀なくされていたのだ。実に1年半の間歩くこともできず、医師からも「サッカーをするどころか、歩くことすら不可能」と伝えられていたそう。

しかし複数回の手術を受けて復活したデクランは、11歳までに難病を克服。ついにサッカー選手になるという夢を追うことができるようになったそうだ。

そして、彼は先日行われたエクセター・シティとのFAカップで終盤に途中出場し、プロの選手として初めてのピッチに立ったのだ。その際に父のリー・トンプソンが見せた感激のリアクションが話題になっている。

【動画】息子がピッチサイドに立っていることを見て、ガッツポーズ!そして涙を拭う…

長い闘病を間近で見ていた両親、湧き上がる感情を隠すことはできなかったようだ。デクラン・トンプソンはこの試合を終えてから『The SUN』のインタビューに答えているぞ。