2017年にアルビレックス新潟でプレーしたブラジル人FWホニエウソン・ダ・シウヴァ・バルボーサことホニ。
契約を巡って新潟との法廷闘争になっている彼は昨年からパウメイラスでプレーしている。
そのパウメイラスはコパ・リベルタドーレスの決勝に進出。ホニは5ゴール7アシストと大暴れしており、大会MVPに選ばれる可能性もあるようだ。
そうしたなか、『EFE』はホニの壮絶な生い立ちとサッカー人生について取り上げていた。
1995年に生まれたホニは幼少期に両親に捨てられ、祖父母のもとで4人の兄弟姉妹とともに育ったという。ただ、祖母も兄弟たちがまだ子供だった頃に死去。祖母の死去後、ホニは暮らしていくために祖父の農作業を手伝わなければいけなかったそう。
子供たちはおもちゃもまともな靴もないまま育ったものの、ホニにはサッカーボールがあった。
とはいえ、パラー州ベレンに引っ越した後も農夫やバイク便、整備士の助手などとして働かなくてはいけなかったという。その後、19歳でプロデビューをして、ようやくサッカーに集中することができた。
7億円ほどの移籍金で加入したパウメイラスではミスもあり加入当初は批判に晒された。だが、アベウ・フェルナンド新監督のもとで調子を取り戻すと、リベルタで最高の活躍を見せるまでに。
1月30日に行われる決勝の相手はサントス。ブラジル勢対決はどちらの軍配が上がるだろうか。