アーセン・ヴェンゲル氏は『beIN SPORTS』でリヴァプールが苦しむ理由についてこう語っていた。
アーセン・ヴェンゲル
「様々な理由がある。大きな理由のひとつは、フィルヒル・ファンダイクを失ったことだ。
ジョーダン・ヘンダーソンとジェームズ・ミルナーの中盤で高い位置でボールを奪うことも強みだった。
だが、ヘンダーソンをDFラインに入れることでそれも失われた。
私は論理的な説明を見つけ出そうとしている。リヴァプールは非常に効率的で相手チームの時間は限られていたからね。
構成を変えたことで、相手チームにもう少し時間を与えることになった。
(これまでのリヴァプールは)高い位置でボールを奪って、素早くFWたちにフィードすることができていた。
それが彼らが成功した大きな理由だった。もちろん、守備の安定性もよかった。
それら全てを若干失っている」
「ヘンダーソンが“8番”であることを忘れてはならない。それによってより特別なものになっている。
彼は8番から6番、そして、4番へと変化してきた。彼はその全てのポジションでプレーできる。
それはヘンダーソンがサッカー的にどれほど賢いかと示すものだ。
フィジカルは当然ながらスマートでもある。それらは全く異なるポジションだからね」
ファンダイクらCB陣に故障者が相次いだことで、ヘンダーソンを最終ラインに下げたリヴァプール。
それによって、終盤でのボール奪取力が低下し、得意のショートカウンターが減ったことなどを指摘していた。そのうえで、ヘンダーソンのサッカーIQを絶賛してもいたようだ。