先日ジョアン・ラポルタ氏が新たな会長に就任したバルセロナ。2010年以来となる2回目の当選となった。
久しぶりにバルセロナの運営を任されたラポルタ氏は、最優先事項としてリオネル・メッシをクラブに残るよう説得することを公約している。
しかしそれと同時にこのところ混乱が続いているクラブの再建も至上命題としており、チャンピオンズリーグもベスト16で敗退したチームのオーバーホールを計画しているそうだ。
『El Gol Digital』によれば、ラポルタ新体制のバルセロナはかつて所属していた選手の呼び戻しを検討しているという。
その一人はウォルヴァーハンプトンのFWアダマ・トラオレ、そしてもうひとりはリヴァプールのMFティアゴ・アルカンタラ。
アダマ・トラオレはバルセロナで育成されたあと2015年にアストン・ヴィラへ移籍し、それからなぜか突然ムッキムキの筋肉質ウインガーとして開花した選手。
25歳になった彼はウォルヴァーハンプトンでプレミア屈指の重戦車として知られるようになり、世界的に高く評価されるアタッカーになった。
ティアゴ・アルカンタラも同じくバルセロナの下部組織からトップに昇格した経験を持っているものの、当時はチャビ、イニエスタ、ブスケツらが健在であったため出番が乏しく、2013年にバイエルンへと売却されていた。
今季はプレミアリーグのリヴァプールへと移籍したものの、アンフィールドではなかなか期待に答えられない時間が続いている。
多くの変化をもたらそうとしているラポルタ体制のバルセロナ。クラブの伝統を受け継ぐ選手を戻すことができるだろうか。