1998年から2015年まで国際サッカー連盟(FIFA)の会長を務めていたゼップ・ブラッター氏が、新たな活動停止処分を受けた。

『BBC』は24日、「FIFAはゼップ・ブラッター元会長、ジェローム・ヴァルケ元書記長に対し、新たに6年8ヶ月の活動停止処分を言い渡した」と報じた。

また、その両者にまた78万ポンド(およそ1.2億円)の罰金処分も課せられているとのことだ。

その理由はFIFAの倫理規定に関する「様々な違反」によるものだとのことで、現在の活動停止処分が終了する2021年10月からスタートするという。

FIFAの声明によれば、ゼップ・ブラッター氏とジェローム・ヴァルケ氏は2010年から2014年にかけて2300万スイスフラン(およそ26.7億円)の「過度な経済的利益」を受けていたことが判明したそう。

この二人は元アルゼンチンサッカー協会のフリオ・グロンドーナ氏、また元FIFA財務責任者のマルクス・カットナーとともに「最小限の労力で並外れた利益を得るためのシステムを作成していた」という。

ブラッター氏、グロンドーナ氏、そしてヴァルケ氏が特別ボーナスを承認し、そしてカットナー氏がボーナスの支払いを実行することにより、FIFAの財務諸表に反映されず、監査人にも報告しなくてもよい利益を得ていたとも。

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ゼップ・ブラッター氏は1936年生まれですでに85歳となっており、実質的には生涯に渡る活動停止処分となるとも。

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