――以前うかがったスタジアム計画の今後についても教えてください。ピッチ昇降型といったアイデアもありました。

正直、僕たちもこの深沢地域の将来の開発には何の権利も持っていませんし、秘密の情報を掴んでいるとかでもありません。ですので、具体的な計画のようなものは持ち合わせていません。

ただ、やはりこの地域にスタジアムと一体型の複合型施設のようなものができたら、という夢は抱きつづけています。

最近は、人材育成や多世代交流の場としても機能するのではと思い、学校など学びの場とスタジアムが一体になっている施設などが理想だなと思うようになってます。もし仮にJリーグに昇格するようなことになれば天然芝のピッチが必要になります。

一方で四方を建物に囲まれてるような一体型施設となると天然芝の養生問題や土地の制約を大きく受けるという課題がありますが、以前もお話した昇降型ピッチの技術が日に日に上がっていると聞いてますので、十分に可能性があるのではと思っています。

実際にその昇降型ピッチ「Phovare」という技術を持っている横河システム建築さんにもコンタクトしています。

新ユニフォームとともに、いざシーズン開幕へ!

――先日お披露目された2021シーズンの新ユニフォームがSNS等で話題になっています。白を基調としたユニフォームで、胸には『CLUB WITHOUT BORDERS』の文字が入ります。

これで3代目のユニフォームになりますが、鎌倉インテルは源氏の色である白をクラブカラーとして採用し続けています。かなりシンプルな作りながらも、カッコよく仕上がったと思います。

胸にはクラブ後援会の名称でもある『CLUB WITHOUT BORDERS』を入れ、クラブを取り巻く仲間たち全員の想いを表現しています。

――ユニフォームスポンサーも同系色でかっこいいです!株式会社豊島屋の『鳩サブレー』がまた良いアクセントになっていますね。

ユニフォームというのは選手にとっての正装であり、戦闘着でもあると思います。誇りを持って袖を通せるかどうかはチームの力にも影響するというのが監督兼CBOである河内一馬の想いでもあります。

企業様のロゴの形状やバランスなども考えて、トータルでデザインをした結果となっています。ご理解いただいた企業の方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。