先日から大きな話題になっていたラ・リーガとCVCキャピタルパートナーズのパートナーシップは、12日に正式な契約に至った。
『BBC』などの報道によれば、その契約によってリーガに投資される額は21億ユーロ(およそ2722億円)となったとのこと。
当初は27億ユーロ(およそ3500億円)の額面となっていたが、バルセロナ、レアル・マドリー、アスレティック・ビルバオ、そしてスペイン2~3部のあるチームが反対したために除外され、6億ユーロが減額されたようだ。
この契約により、リーガの放送権とスポンサー権など商業的権利の10%がCVCに支払われる一方、CVCからは多額の資金が無利子ローンの形で注入される。
「ブースト・リーガ」とも呼ばれているこの契約により、各クラブにはインフラ整備や補強、人件費に使うことができる資金が分配される。
ただレアル・マドリーはすでにこの契約に関してリーガを訴える意向を示しており、法的な手続きが今後進められることが予測されている。
またバルセロナのジョアン・ラポルタ会長も50年という長期の契約を問題視し、「半世紀に渡ってクラブの権利を抵当に入れるようなもの」と批判していた。