かつて日本代表を指揮したヴァヒド・ハリルホジッチ監督が現在率いているモロッコ代表。
敵地ギニアで行われるはずだったワールドカップ予選は急遽延期になった。
FIFAは「ギニアの政治的状況、治安情勢は非常に不安定。選手の安全確保と審判団を保護するために6日に予定されていたギニア対モロッコ戦を延期する」と発表している。
『lequipe』によれば、ハリルホジッチ監督はギニアから出国できない状況にあると述べたという。
ヴァヒド・ハリルホジッチ(モロッコ代表監督)
「我々はホテルにいる。一日中近くで銃声が聞こえる。
空港へ向かう許可を待っているところだが、今は立ち往生している。
飛行機は我々を待っているが、出発が許されていない。空港までは45分か1時間ほどかかる。
外で銃声が聞こえる場合、安全は100パーセント保証されない」
「ホテルの外で起きていることは正確には分からない。今朝は10時から発砲があった。
大統領府はそれほど遠くないが、通りにはあまり人がいないようだ。兵士が走っていくのを見た。
選手は不安になっているし、確かな懸念がある。
(ユーゴスラビア紛争を経験している)私は慣れているので、そこまで問題ではない。
ただ、この状況は奇妙だ。モロッコ当局は我々への支援に取り組んでくれている」
ギニアの大統領府付近では銃撃があったとされ、軍事クーデターが起きているとも伝えられている。