東京オリンピックで優勝を目指したU-24日本代表。メキシコとの3位決定戦に敗れた後、選手たちは沈痛な面持ちで失意に暮れていた。

今大会で評価を上げた選手、逆に評価を下げた選手をまとめてみる。

評価アップ:GK谷 晃生

6試合出場、計5失点、クリーンシート3試合

今大会で最も評価を高めたのは間違いなく谷であろう。

ガンバ大阪の育成組織が輩出した大型GKは、もともとU-17ワールドカップで守護神を務めるほどの逸材だったが、ケガやトップチームで出場機会を得られなかったこともあり、一歳年上の大迫敬介に後塵を拝していた。

しかし昨年湘南ベルマーレへの期限付き移籍が大きな転機となる。ここで出場機会を獲得すると直前で五輪代表のポジションも奪取。本大会では全試合でGKを務めた。

メキシコ戦でのスーパーセーブやニュージーランド戦でのPKは、彼の名を一躍全国区にした。A代表でもポジション争いに加わってくるはずだ。