世界各地で行われているワールドカップ予選ではスタンドに観客たちが戻ってきた。
その一方で試合中のピッチにファンが乱入する事件も発生。オランダ戦では13歳の少年が試合に乱入してメンフィス・デパイと写真を撮るシーンが話題になった。
『RTL』によれば、オランダサッカー協会はあの乱入少年を容赦しなかったという。
アイントホーフェンで行われた一戦では16人ものファンがピッチに無断侵入。13歳のアミンくんを含めた違反者たちには罰金と5年間のスタジアム出入り禁止処分が科されたとのこと。
通常の罰金額は450ユーロ(5.8万円)だが、アミンくんは年齢を考慮して100ユーロ(1.3万円)になる模様。また、5年間の追放については、15カ月に短縮されうるとも。
アミンくんの母は「あの子はとても落ち着いた子。あんなことをするとは全く思わなかった」と語っているが、サポータークラブの会長はこう述べている。
「アミンがしたことは素敵に思えた。誰もがかわいらしく感じた。
だが、許すべきではない。他の子たちも許されると思ってしまうからね。
(ピッチを覆う)フェンスがなくなった15年前に誰でもピッチに入れるようになったので、誰も容赦しないという方針に合意した。
だから、今回も『すごく楽しいことだが、やってはいけない。だから罰を受けるんだよ』と言わなければならない」