71人もの人が亡くなったシャペコエンセの飛行機事故。2016年に起きた悲劇から5年が経過するなか、気になるニュースが入ってきた。

『Globo』などによれば、ブラジルの連邦警察はこの事故にからみ、ボリビア出身の女性管制官を逮捕したとのこと。

事故当時、この女性管制官はボリビアのAASANA(空港および航空航行補助サービス管理局)で働いていたが、2016年からは難民としてブラジルのコルンバに移住していたという。

彼女は当該機の飛行計画の分析と承認を担当していたが、その承認に必要な最低限の手続きを怠った不正の疑いがある。連邦警察は「このボリビア人女性は飛行安全の専門家だった。飛行範囲が適正ではなかったが、飛行計画を承認するための最低限の手順を順守しないという不正行為を行った」と説明。

彼女が署名した当該機の飛行計画書では、パイロットが不測の事態に対処するための十分な燃料がないまま、ボリビアからコロンビアへと離陸していた。

【動画】シャペコエンセ事故前の機内映像と逮捕された女性管制官

ただ、事故後にこの女性管制官は上司から圧力とハラスメントを受けたとも語っている。

現在は逮捕されたコルンバで拘留されており、ボリビア当局に引き渡される法的手続きを待つことになるとのこと。

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