――今季ここまでのパフォーマンスについて前田選手自身はどのように感じています?

もっとできる部分があります。決定機を何本も外していますし、それらを決めていたら得点はもっと伸びていました。

ただ、チームが今のように良い順位にいて、僕自身も得点を取れている。決して満足はしていないですが、充実はしていると思っています。

――横浜F・マリノスでは2年目のシーズンです。加入した昨季と比べて、個人として、あるいはチームとして変わったことはありますか?

チームとしてはいつも通り、「F・マリノスらしいサッカー」をやれていると思います。

個人としては、もちろんチームの中での決まり事はありますが、それにプラスして自分のやりやすいように動くことなどを今シーズンは意識しています。

――F・マリノスはこの夏、監督交代という大きな変化がありました。ケヴィン・マスカット監督から言われていることは?

アンジェ(・ポステコグルー前監督)さんの時と求められていることやF・マリノスのサッカー自体は変わっていないので特にはないですね。うまく引き継いでくれているのかなと思います。

――ここからは大分戦でのゴールパフォーマンスについてうかがいます。まずは得点シーンを振り返っていただけますか?前半30分、右サイドの見事な崩しから中央で合わせました。

サイドにボールが行った時、逆サイドが中に入ることはF・マリノスの決まり事としてあります。

あの場面ではテルくん(※仲川輝人)がアシストをしてくれたのですが、最初は一つ目のところでクロスが来るかなと思っていました。ただ、テルくんがもう一つ持ち出して、その際に相手DFの動きが止まっているのが見えたので、その前に入ろうと思って行ったところボールが来たという感じです。

――前田選手の左サイドからの入り方が上手いなと見ていていつも思います。サイドからの入り方で注意している点は?

まずはしっかりスプリントをして、ゴール前に相手より先に入ることを意識しています。相手選手に付かれていたら、わざと自分が行きたいところのコースを空けておいて、駆け引きしながらそこに入るという感じです。