スペインとフランスが激突したUEFAネーションズリーグ決勝。フランスが2-1で勝利した一戦では、キリアン・エムバペの決勝ゴールが物議を醸している。

エムバペはオフサイドポジションにいたが、パスが渡る前にカットしようとしたスペインDFエリック・ガルシアのスライディングタックルがわずかにボールに触れた。

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ルールでは「オフサイドポジションにいることは、反則ではない。オフサイドポジションにいる競技者は、相手競技者が意図的にプレーしたボールを受けたとき、意図的なハンドの反則を犯した場合も含め、利益を得ているとはみなされない」と定められている。

イタリアの元審判ティツィアーノ・ピエリ氏も『RAI』の放送で「誰が見ても明らかなオフサイドに思えたが、ガルシアがスライディングにいったことで、エムバペはインプレーになった。ボールに触れたことで、ガルシアはプレーしたと見なされた」と述べている。

『Cadena SER』によれば、UEFAは試合後にアンソニー・テイラー主審ら審判団の仕事ぶりを祝福したという。

試合後には審判団と代表者のミーティングが必ず行われるが、決勝ではUEFA審判長官のロベルト・ロセッティ氏がオブザーバーとして出席。あのゴールシーンについては適正な判断だったことが明らかだったために、議題として重要視されなかったとのこと。

それよりも、フランス代表DFジュール・クンデのハンドが疑われた場面のほうが重要視されていたそう。

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