イタリアの名門ユヴェントス。これまでスクデット獲得は最多の36回を数える言わずと知れた強豪である。
このゼブラカラーの名門は世界のサッカー界を震撼させた“カルチョ・スキャンダル”の主役であり、その裁定で2回の優勝剥奪(04-05、05-06シーズン)と、衝撃のセリエB降格という処分が下されている。
今回は、そのユーヴェにとって現時点でクラブ史上唯一となる「セリエBのユニフォーム」をご紹介したい。
Juventus 2006-07 Nike Home
降格処分を受け多くの選手が離れる中、パベル・ネドベド、アレッサンドロ・デル・ピエロら数人の主力はクラブ残留を決心。世界的な選手たちがまさかのセリエBを戦う。それは何とも奇妙で不思議な光景であった。
唯一の“セリエB時代のユニフォーム”だが、そのデザインは歴代でも屈指の出来。大きめの襟と細めのストライプが印象的なこのキットには、80年代や90年代にも通じるクラシックな雰囲気が漂う。